自宅にいる時間が増え、ますます料理を楽しむようになったという人が多い昨今。そんなとき、キッチンに上質な調理器具があれば、毎日の料理はもっとおいしく、そして楽しくなる。ティファールの調理器具の中でも最高品質を誇る『ティファール エクスペリエンス+(プラス)』は、日々の料理をランクアップさせてくれるのはもちろん、友人や知人をもてなす機会が増えるこれからのシーズンにも活躍しそうだ。
今回、『ティファール エクスペリエンス+』を使った家庭料理2品を教えてくれたのは、巨匠・ピエール・ガニェール氏の愛弟子でもある赤坂洋介氏。自身で実際に使ってみて、一般的な調理器具との圧倒的な違いについて答えてくれた。
「ティファールのフライパンと言えば、適温を知らせてくれる『お知らせマーク』がシンボリック。料理に慣れていない人でもベストな温度の状態で“焼き”ができます。ただ、実はそれだけじゃないんです。底の厚さ、フラットさはティファールならでは。特に最高級ラインの『ティファール エクスペリエンス+』ならますます差が出ます。熱伝導に優れたアルミ合金製で適温が安定して長く続き、さらに底面には厚みがあってフラットなので均一に美しく焼き目が入るのです」(赤坂シェフ)
確かに、ココナッツファインを衣にした真鯛の焼き目の美しいこと! 圧力鍋を使って2品目に調理した豚肉の煮込みはつややかで、とろけるようだ。
「『ティファール エクスペリエンス+』さえあれば、近所のスーパーで買える材料で、家庭料理からおもてなし料理まで簡単につくれます。いくつかのポイントを押さえ、調理器具に任せておけばいいので本当に強い味方ですよ」(赤坂シェフ)
ココナッツとトマトの組み合わせがオリエンタルな魚料理。切り身にココナッツファインの衣をつけた後の“焼き”は、『ティファール エクスペリエンス+』 フライパン26cmの効率的な熱伝導によって、均一に火を通すので魚のおいしさをギュッと閉じ込められる。熱が入り切らないうちに火を止め、余熱でしっとり仕上げよう。
真鯛の切り身 | 170~180g(骨なし) |
---|---|
ココナッツファイン | 適量(パウダー) |
卵白 | 1個分 |
オリーブオイル | 10g(小さじ2) |
無塩バター | 20g |
玉ねぎ | 35g(みじん切り) |
にんにく | 5g(みじん切り) |
ダイストマト缶 | 150g |
ココナッツミルク | 50g |
ベビーリーフ | 適量(または水菜) |
塩 | 適量 |
白胡椒 | 適量 |
★ 付け合わせ | |
・ 黄ズッキーニ | 50g |
・ 緑ズッキーニ | 50g |
・ 塩 | 少々 |
・ エキストラバージンオリーブオイル | 5g(小さじ1) |
真鯛の切り身を2枚(一人前85~90g)に切り、軽く塩をふり、30分ねかせ、水分を拭き取る。
皮面に卵白を薄くつけ、ココナッツファイン(パウダー)を手で押さえるようにつける。
『ティファール エクスペリエンス+』 フライパン26cmにオリーブオイルをひき、真鯛の皮面が香ばしく色がつくまで弱火~中火で焼き、反対の面も焼く。完全に魚に火が入る前にフライパンから取り出す。
3のフライパンに無塩バターを溶かし、にんにく、玉ねぎ、塩少々を入れて弱火~中火でしんなりするまで、2分ほど炒める。さらにダイストマトを加え2分程度炒める。ココナッツミルクを加え、塩、白胡椒を混ぜ合わせ味を調える。3で取り出した魚を出来上がったソースの中に皮面を上にして戻し、弱火で温める。
黄、緑ズッキーニをスライサーでスパゲティー状にカットし、『ティファール エクスペリエンス+』 ウォックパン28cmで約10秒塩ゆでする。ザルに上げて湯をきり、塩、エキストラバージンオリーブオイルで味を調える。
皿の中央にソースを広げ、3の魚、5のズッキーニ、ベビーリーフの順に盛りつける。
『ティファール エクスペリエンス+』 圧力鍋6Lでつくるのは、ホロホロととろけるような豚肉料理。フランス料理のビガラードソースをイメージしてつくった、肉料理との相性がよいこのソースは、オレンジジュースを使って甘酸っぱく仕上げるのがポイント。厚みがあり温度が安定する『ティファール エクスペリエンス+』 ウォックパン28cmはパスタをゆでるのにもぴったり。
豚肩ロースブロック肉 | 600g(※豚バラブロック肉でも可) |
---|---|
塩 | 6g(約小さじ1)(マリネ用) |
サラダ油 | 20g(約大さじ2) |
玉ねぎ | 250g(約1・1/4個)(みじん切り) |
にんにく | 10g(みじん切り) |
薄力粉 | 10g(約大さじ1) |
赤ワイン | 250ml |
オレンジジュース | 200ml(果汁100%) |
シェリービネガー | 20ml (※赤ワインビネガーでも可) |
はちみつ | 30g(約小さじ5) |
ブーケガルニ | 1束 |
粒マスタード | 10g |
黒胡椒 | 適量 |
塩 | 適量 |
★ 付け合わせ | |
・ フェットチーネ | 80g(※ペンネなどのショートパスタでも可) |
・ パセリ | 3g(みじん切り) |
・ エキストラバージンオリーブオイル | 4g(約小さじ1) |
豚肩ロース肉を8等分の角切りにし、マリネ用の塩をふり30分以上なじませる。
『ティファール エクスペリエンス+』 圧力鍋6Lにサラダ油をひき、中火で1の肉にこんがりと焼き色をつけ、一度取り出す。
2の圧力鍋に、みじん切りにした玉ねぎ、にんにく、塩ひとつまみを入れ、中火できつね色になるまで炒め、薄力粉を加えてさらに炒める。
3の圧力鍋に赤ワイン、オレンジジュース、シェリービネガーを加え、焦げつかないように鍋底をこそげ落としながら沸騰させたら、アクを取る。
4の圧力鍋に、はちみつを加えよく混ぜたら、2の肉を戻し入れ、ブーケガルニを加える。
『ティファール エクスペリエンス+』 圧力鍋6Lをプログラム3で、タイマーを40分にセットし、加圧調理を開始する。ソフトスチームが終わったら、蓋を開けブーケガルニを取り出す。
※ソースの濃度が薄い場合は、とろみがつくまで煮詰める。
『ティファール エクスペリエンス+』 ウォックパン28cmに湯を沸かし、塩適量を加える。フェットチーネを表示通り(または30秒ほど短く)ゆでて水気をきり、オリーブオイルとパセリをからめる。
6のソースに、マスタードを加える。
皿に6の豚肉を盛り、7のパスタを添える。お好みで黒胡椒をふる。
幼い頃から料理好きで、料理人を志して渡仏。いくつかのレストランを経て、パリ「ピエール・ガニェール」で修業を積む。東京での開店を機に帰国し、2011年からエグゼクティブシェフに就任。ガニェール氏に約18年従事し、そのスピリットや感性を受け継ぐ。
ピエール・ガニェール
https://anaintercontinental-tokyo.jp/pierre_gagnaire/
【住所】東京都港区赤坂1-12-33 ANAインターコンチネンタルホテル東京 36階
【電話番号】03-3505-9505
【営業時間】ランチ12:00~13:00(L.O.) ※金土日祝のみ営業
ディナー18:00~19:00(L.O.) ※金土日祝のみ営業
【定休日】月~木曜 ※要予約
※11月1日現在、営業日および営業時間は、状況により予告なく変更になる場合がございます。お出かけ前にご確認ください。
文:北條芽以 撮影:よねくらりょう