一生食べ続けたいひと皿
亡き母から教わった"ごちそうマカロニサラダ"|カメラマン・三浦英絵

亡き母から教わった"ごちそうマカロニサラダ"|カメラマン・三浦英絵

カメラマンの三浦英絵さんのひと皿は、お母さんから教わったマカロニサラダです。特別なときに食べるハレの料理でもなく、いつもの普段の食事でもなく、ただ美味しいとか、好きだとか、ということでもなく、常に身近にあって食べ続けたいもの。人生や思い出と、いつも、いつでも結びついている。そんな、一生食べ続けたい「ひと皿」を食いしん坊に聞きました。

家族全員が大絶賛

4年前に亡くなった最愛の母。
決して料理が得意なわけではありませんでしたが、毎日一生懸命ご飯を作ってくれました。
家族全員が大絶賛するメニューがいくつかあり、その中の1品が「ごちそうマカロニサラダ」です。
ボウルいっぱい山盛り、野菜もたくさん入れるので、作る日は朝から支度を始めていました。
この日の夕飯は、ハンバーグやチキンカツなどメイン料理もごちそうの時が多く、心躍らせながら夜が来るのを待っていました。

ごちそうマカロニサラダ

母の体調が悪くなり料理が作れなくなってきた頃、レシピを教えてもらいました。
最初は私の段取りが悪く、その度に少しずつ母にコツを聞きながらつくり続け、ようやく母の「美味しい」を聞くこともできました。

レシピ

今は家族の人数もかなり少なくなってしまいましたが、作るときはレシピ通り、今でもボウルいっぱい山盛り作っています。
母と家族を結びつけてくれている、大好きな「ひと皿」です。

三浦英絵さんの“ごちそうマカロニサラダ”のつくり方

材料材料 (4~5人分)

マカロニ約250g
キャベツ約150g(市販の千切りキャベツでも可)
人参1本
きゅうり2本
2個
マヨネーズ適量
フレンチドレッシング適量
適量
胡椒適量

1野菜類をカットする

きゅうりは、2~3等分(マカロニと同じくらいの長さ)にして千切りにする。千切りキャベツをざるに入れて、水をチョロチョロ流しておく。水を切って、同じざるの中にきゅうりの千切りを混ぜながら入れる。人参は皮をむいて、2~3等分(マカロニと同じくらいの長さ)にして千切りにする。

2マカロニをゆでる

大きいお鍋に水はり、きれいに洗った卵を入れる。お湯が沸いたら、マカロニを入れ、タイマーを指定時間セットしてスタート。茹で上がる2分前くらいになったら、人参を入れる。

3水気を切る

卵は別に取り出して、マカロニと人参をざるに上げる。水分を切ったら、空になった鍋に戻す。

4ゆで卵を細かく砕く

ゆでた卵は殻を剥き、細かく砕いて③に入れる。

5ドレッシングを加える

④に塩、胡椒、フレンチドレッシングを入れて混ぜる。

6仕上げ

完全に冷めたら、きゅうりとキャベツも入れて混ぜる。最後にマヨネーズを入れて混ぜる。

文・写真:三浦英絵