日本酒に合うバターつまみ
フレッシュな野菜や果物と合わせた"バターカナッペ"

フレッシュな野菜や果物と合わせた"バターカナッペ"

バターのコクと野菜のみずみずしさの“ギャップ”が楽しいつまみです。旬の野菜や果物を薄く切ってバターと合わせるだけで、上質なつまみの完成。酒肴家として有名な料理研究家の稲垣知子さんに、日本酒がよりおいしくなるバターをきかせたつまみを教えてもらいました。

“バターカナッペ”のつくり方

野菜もフルーツも、香りや味に特徴のあるものを選ぶと味にメリハリが出る。大根は辛味の強い先端部分、りんごは爽やかな酸味のある紅玉や青りんごがおすすめ。

有塩か、食塩不使用か。つまみにはどっち?

つまみには食塩不使用が扱いやすいと、稲垣さん。「梅干しやキムチなど塩気の強い食材と合わせたり、調味料で味つけするときに、有塩バターを使うとしょっぱくなってしまうことも。食塩不使用のほうがラクに味の調整ができます」

材料材料 (2人分)

セロリ7~8cm
大根2枚(薄い輪切り)
りんご2枚(薄い輪切り)
バター10g(食塩不使用)
適量
粗挽き黒胡椒適量
エクストラバージンオリーブオイル適量

1セロリをカットする

セロリは筋を除いて長さ3~4cmに切る。

2バターをのせる

バターをごく薄切りにしてセロリ、大根、りんごにのせる。

3仕上げ

器に②を並べ、塩、黒胡椒、オリーブオイルをかける。

完成

教える人

稲垣知子 酒肴家

稲垣知子 酒肴家

日本酒と器を愛してやまない酒肴家、料理研究家。漢方薬膳の効能を生かした体に優しい料理も得意としている。著書に『おかずおつまみ』(文化出版局)、『日本酒マリアージュ』(誠文堂新光社)。

※この記事の内容は、『技あり!dancyuバター』に掲載したものです。

技あり!dancyuバター
技あり!dancyuバター
A4変型 判( 112 頁)
ISBN: 9784833478236
2019年12月23日発売 / 880円(税込)

文:佐々木香織 撮影:宮濱祐美子

佐々木 香織

佐々木 香織 (ライター)

福島出身の父と宮城出身の母から生まれ、東北の血が流れる初老の編集ライター。墨田区在住。食べることと飲むことが好き。お酒は何でも飲むが、とくに日本酒と焼酎ラヴァー。おもな仕事は新聞やウェブでの連載、雑誌や書籍の編集・取材・執筆。テーマは食べもの、お酒、着物など。