大庭英子さんの食べ飽きない定番レシピ
くたくたに煮込んだ"じゃがいもとキャベツの味噌汁"

くたくたに煮込んだ"じゃがいもとキャベツの味噌汁"

じゃがいもはほろほろに、キャベツはしんなりと、しっかり火を入れるのがお薦めです。食べる直前に味噌を加えれば、香りがぐんと際立ちます。料理名を聞いたら、味を浮かべることができる、そんな、誰もが知っているおなじみのおかずを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“じゃがいもとキャベツの味噌汁”のつくり方

じゃがいもとキャベツをやわらかくなるまで煮てから、仕上げに味噌を加えるのが、味噌の香りを生かすポイントです。

材料材料 (2人分)

じゃがいも1個
キャベツ80g
わかめ20g(もどして)
だし汁2カップ
味噌大さじ1と1/2~2

1下準備

じゃがいもは皮をむいて縦半分に切り、幅1cmの半月切りにして水に10分ほどさらして水気をきる。キャベツは3cm四方に切る。

2わかめを切る

わかめは水で洗い、水に5分ほどさらして水気を絞り、長さ2cmに切る。

3煮る

鍋にだし汁、じゃがいもを入れて中火にかけ、煮立ってきたら火を弱めて蓋をして8分ほど、じゃがいもがやわらかくなるまで煮る。

4キャベツを加えて煮る

キャベツを加えて2~3分煮てわかめを加え、味噌を溶き入れる。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、手ほどきdancyu「基本の は」に掲載したものです。

手ほどきdancyu 家庭の和食いろは 基本の“は”
手ほどきdancyu 家庭の和食いろは 基本の“は”
A4変型判(88頁)
ISBN:9784833477734
2019年03月28日発売/ 770円(税込)

文:中村裕子 写真:松本祥孝

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。