大庭英子さんの食べ飽きない定番レシピ
みょうがが爽やかなアクセントの"なすと油揚げの味噌汁"

みょうがが爽やかなアクセントの"なすと油揚げの味噌汁"

だし汁から丁寧につくる味噌汁は、手間をかけたぶん断然美味しく、定番の味噌汁の新たなレパートリーに。だし汁はストック可能なので便利です。料理名を聞いたら、味を浮かべることができる、そんな、誰もが知っているおなじみのおかずを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“なすと油揚げの味噌汁”のつくり方

定番の豆腐や大根、わかめに加えて、味噌汁のレパートリーに。みょうがを加えると爽やかです。

だし汁をとりましょう

手間をかけたぶん、断然、風味のいい味噌汁がつくれます。多めにとって密閉容器に入れてストックしておくと便利。冷蔵庫で2~3日保存可能です。

材料材料 (2人分)

昆布2枚(5×5cm)
かつお節20g
5〜6カップ

1昆布を煮る

水に昆布を1時間ほど浸してから中火にかけ、沸騰直前に取り出す。

昆布を煮る

2かつお節を加える

かつお節を一気に加え、1分煮て火を止める。

かつお節を加える

3そのままおく

かつお節が沈むまでそのままおく。

そのままおく

4こす

万能こし器でこして出来上がり。

こす

みそ汁をつくる

材料材料 (2人分)

なす2個
油揚げ1/2枚
サラダ油大さじ1/2
だし汁2カップ
味噌大さじ1と1/2
みょうが少々(輪切り)

1下準備

なすはへたを切り、ピーラーで縦に3本縞になるように皮をむく。こうすると味がしみやすくなる。厚さ8mmの輪切りにし、油揚げは半分に切って幅6mmに切る。

下準備

2炒める

鍋にサラダ油を熱してなすを入れ、弱めの中火で炒める。油はなすと相性がいいので、まろやかになっておいしさが増す。

炒める

3煮る

少ししんなりしたら、だし汁を注いで油揚げを加え、煮立ってきたら蓋をして弱火で10分ほど、なすがやわらかくなるまで煮る。

煮る

4味噌を溶き入れる

味噌こし器を通しながら味噌を溶き入れ、みょうがを加えひと煮して器に盛る。

味噌を溶き入れる
完成

教える人

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、手ほどきdancyu「基本の は」に掲載したものです。

手ほどきdancyu 家庭の和食いろは 基本の“は”
手ほどきdancyu 家庭の和食いろは 基本の“は”
A4変型判(88頁)
ISBN:9784833477734
2019年03月28日発売/ 770円(税込)

文:中村裕子 写真:鈴木泰介

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。