秋の実りを楽しむお菓子
焼いたフルーツの甘味を楽しむ"りんごと柿のクランブル"

焼いたフルーツの甘味を楽しむ"りんごと柿のクランブル"

柿とりんごをグラタン皿に入れ、全粒粉のクランブルをのせて焼き上げます。クランブルはカリカリッ、フルーツは加熱されたことで甘味が増してジューシーに。焼きたてアツアツを頬張れるのが、家庭でつくるお菓子の醍醐味ですよね。キッチンから甘い香りが漂って、出来上がりが待ち遠しい。そんな秋の実りを楽しむおやつを、料理研究家の中川たまさんに教えてもらいました。

“りんごと柿のクランブル”のつくり方

グラタン皿で焼き上げて、各自の器に好きなだけ取り分けていただきます。バニラアイスクリームを添えても美味。りんごは今回はふじを使いましたが、酸味のある紅玉を使うときはレモン果汁は大さじ1/2に減らします。

材料材料 (21×14×高さ4㎝の楕円形グラタン皿1台分)

りんご1個
1個
★ クランブル
・ 全粒粉*30g
・ アーモンドパウダー20g
・ きび砂糖25g
・ 自然塩ひとつまみ
・ バター20g(食塩不使用)
レモン果汁1個分
はちみつ大さじ1

*全粒粉がなければ薄力粉でもいい。

1下準備

バターは湯煎で溶かしておく。りんごは洗って水気を拭く。オーブンは180℃に予熱する。

2クランブルをつくる

ボウルに全粒粉、アーモンドパウダー、きび砂糖、塩を入れ、手でざっと混ぜる。

クランブルをつくる

3バターを加える

溶かしバターを加え、ぐるぐると混ぜる。

バターを加える

4そぼろ状にする

指先でつまむようにして、そぼろ状にする。

そぼろ状にする

5果実をカットする

りんごは皮付きのまま芯と種を除き、一口大に切る。柿は皮をむき、種を除いて一口大に切る。

果実をカットする

6はちみつを加える

りんごと柿を合わせてグラタン皿に入れ、レモン果汁、はちみつを回しかける。

はちみつを加える

7焼く

クランブルをのせて軽く押さえ、天板にのせ、180℃のオーブンで30分、クランブルがカリッとするまで焼く。

焼く
完成

教える人

中川たま 料理家

中川たま 料理家

神奈川県・逗子で、夫と娘と3人暮らし。自然食品店勤務後、ケータリングユニット「にぎにぎ」を経て、 2008年に独立。旬の野菜や果物を使ったシンプルでセンスあふれる料理、家庭で手軽につくれる再現性の高いおやつに定評がある。雑誌や書籍、広告の仕事をするかたわら、地元・逗子を拠点にイベントやワークショップなども開催。

*この記事は四季dancyu「秋のレシピ」からの転載です。

四季dancyu「秋のレシピ」
四季dancyu「秋のレシピ」
A4変型判(120頁)
2021年9月13日発売/1100円(税込み)

文:松原京子 撮影:邑口京一郎

松原 京子

松原 京子 (フードエディター&ライター)

食をメインとした雑誌や料理の書籍などで企画・編集・執筆を手がける。この業界に入って早うん十年、やれ試食だ試作だ、新しい店ができたんだって、この店の味は残さなきゃ、と外食を続けているうちに体重が増え続け、20代の頃の倍の重さに!(本当に倍の数字です)。一口じゃおいしさなんてわからない、全部食べてこそ真意がわかると思っている。家では真っ当な調味料と安全な食材でつくるシンプルな料理を心がける。