大庭英子さんの食べ飽きない定番レシピ
焼き目が香ばしい"焼き飯"

焼き目が香ばしい"焼き飯"

焼き目がつくまでしっかりご飯を炒めるのがポイント!野沢菜漬けとちりめんじゃこの食感もよく、おにぎりにしても美味しい一品です。素材の塩気も使った簡単レシピです。料理名を聞いたら、味を浮かべることができる、そんな、誰もが知っているおなじみのおかずを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“焼き飯”のつくり方

和風味の焼き飯は野沢菜漬けにちりめんじゃこを入れて。仕上げに加える削り節が味を極めてくれます。押さえつけては返し、の作業を繰り返してご飯がパラパラになるまで火を通してください。

材料材料 (2人分)

温かいご飯400g
野沢菜漬け70g
ちりめんじゃこ20g
長ねぎ6cm
★ 炒り卵
・ 卵2個
・ サラダ油大さじ1/2
サラダ油大さじ1と1/2
大さじ1
醤油小さじ1
少々
削り節5g

1材料の下準備

野沢菜漬けは水気を絞り、茎の部分は幅5mmに切り、葉の部分は広げて幅2cmに切ってから幅5mmに切る。ねぎは粗みじんに切る。

材料の下準備

2炒り卵をつくる

ボウルに卵を割りほぐす。フライパンにサラダ油を熱して卵を一度に流し入れ 、大きくかき混ぜる。

炒り卵をつくる
炒り卵をつくる
混ぜながら火を通し、全体に火が通ったら取り出す。

3炒める

フライパンにサラダ油を足して、ちりめんじゃことねぎをさっと炒め、野沢菜漬けを加えて炒める。

炒める
炒める

4ご飯を加え、炒め合わせる

ご飯を加え、炒り卵を戻し入れて、フライ返しで押さえるようにして炒め合わせる。押さえては返し、を繰り返して全体を炒め合わせていく。

ご飯を加え、炒め合わせる

5調味する

均一に具が混ざり合い、ご飯がパラパラになったら酒をふり入れ、醤油、塩を加える。

調味する
根気よく炒めれば、パラパラの仕上がりに!

6全体を炒め合わせる

全体をよく混ぜ、仕上げに削り節を加えて炒め合わせる。

全体を炒め合わせる
完成

教える人

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、手ほどきdancyu「基本の ろ」に掲載したものです。

手ほどきdancyu 基本の ろ
手ほどきdancyu 基本の ろ
家庭の和食いろは
手ほどきdancyu 家庭の和食いろは 基本の“ろ”

A4変型 判( 84 頁)
ISBN: 9784833477673
2019年02月27日発売 / 770円(税込)

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。