大さじ1のケチャップマジック
甘酸っぱい"サバの照り焼き"

甘酸っぱい"サバの照り焼き"

ケチャップで定番料理が洋風に変化!甘味と酸味で味わいも新鮮に。付け合わせのかぼちゃも旨味を引き立ててくれています。今回は大さじ1のケチャップで、定番メニューに新しい発見をもたらすレシピを料理研究家の大庭英子さんに教わりました。

“サバの照り焼き”のつくり方

ケチャップの甘味と酸味で異国情緒たっぷりの新しい味に変身。魚臭さを消してくれるのもケチャップ効果!

材料材料 (2人分)

塩サバ1枚(三枚おろし)
サラダ油小さじ1
大さじ2
トマトケチャップ大さじ1
粗挽き黒胡椒少々
★ 付け合わせ
・ かぼちゃ100g
・ サラダ油大さじ1/2
・ イタリアンパセリ2枝

1サバの下ごしらえ

サバは1枚を半分に切り、皮目に浅く格子状の切り込みを入れる。

2かぼちゃの下ごしらえ

かぼちゃは種とワタを取り、厚さ1cmに切り、長さを半分に切る。

3サバを焼き、ケチャップを加える

フライパンにサラダ油を熱し、サバを皮目を下にして入れ、中火で2分ほど焼いてから弱火にしてさらに2分ほど焼く。裏に返して同様に焼き、酒、ケチャップを加え、全体によくからめて胡椒をふる。

4盛り付ける

器にサバを盛ってかぼちゃを添え、イタリアンパセリも添える。

完成
サバは塩蔵品の塩サバを使えば、適度に水分が抜けていて凝縮感のある味わいが楽しめます。下味の塩をふる手間もないかららくちん。

教える人

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

この記事は「技あり!dancyuケチャップ」に掲載したものです。

技あり!dancyu「ケチャップ」
技あり!dancyu「ケチャップ」
A4変型判(80頁)
2018年5月28日発売/880円(税込み)

文:中村裕子 写真:野口健志

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。