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コク深い松阪牛ホルモンが食べられる「まつや」|本気で旨い東京焼肉⑧

コク深い松阪牛ホルモンが食べられる「まつや」|本気で旨い東京焼肉⑧

蒲田の「まつや」では新鮮な松阪牛のホルモンが楽しめます。品質を厳格に審査された特別なホルモンはもはや芸術品といえる味わいです。

ホルモンも銘柄指定の時代

肉も、創業以来変わらぬタレも、加島さんの兄が経営する三重県津市の店から毎日届く。「松阪牛のホルモンの味を広く知ってほしいです」。
大理石のようなサシの美しさ。こちらの脂は濃厚な旨味。表面をさっと焼いて食べると幸せになれる。

かの「肉の芸術品」と呼ばれる松阪牛のホルモンである。
飼育頭数に限りがある松阪牛の、それも鮮度が命のホルモンは、長年、地元っ子だけの役得だった。それが蒲田で味わえるというのだ。
内臓肉は精肉と異なり、個体識別番号をつけることはあまりない。しかし三重県松阪食肉公社では品質保持のために、内臓肉も厳格に審査している。その松阪牛ホルモンだけを提供するのは尾鷲市で1958年に創業し、現在は蒲田に移転した「まつや」三代目の加島二三男さんだ。
たとえばマルチョウ。分厚い鉄板の上でコロコロ転がすと、表面はパリン!と音がしそうなくらいに焼き上がる。噛むと薄皮が弾けて脂がじゅわっ!ところが脂がサラッと流れ出すから驚いた。松阪牛は精肉だけでなく、ホルモンも脂の融点が低いからこうなる。コクはしっかり喉ごしサラリ。松阪牛は、ホルモンも芸術品でした。

市販されている最も厚い鉄板をロースターに合わせてカスタマイズ。シマチョウ、マルチョウ、コプチャン、センマイ、ミノサンドなどのミックスホルモン。
ここがニクい!
これが松阪牛を管理する三重県松阪食肉公社が発行している「松阪牛内臓肉証明書」。個体識別番号がなかった内臓肉も、これからは銘柄や肉質等級で選ぶ時代が来るかもしれない。
2012年2月開店。ホルモン590円、マルチョウ680円、レバー、ハチノス各、シビレ630円、上塩タン1480円。生ビール、角ハイボールともに480円。

店舗情報店舗情報

まつや
  • 【住所】東京都大田区西蒲田8-3-8
  • 【電話番号】03-6424-8929
  • 【営業時間】17:00~24:00(L.O.)
  • 【定休日】隔週火曜(毎月2回のみ)
  • 【アクセス】JR・東急線「蒲田駅」より2分

文:永浜敬子 写真:徳山喜行

※この記事の内容はdancyu2017年10月号に掲載したものです。