夏にぴったりのスペイン料理
豊潤な香りが楽しめるほろ苦デザート"コーヒーのグラニサード"

豊潤な香りが楽しめるほろ苦デザート"コーヒーのグラニサード"

暑いスペインの夏。手づくりのシャーベットが冷凍庫に常備されていると、食後に限らず、いつでも涼をとれます。現地では屋台に出るほど、人気なんだそう。スペインの夏の定番家庭料理をマドリード滞在歴14年の料理研究家、丸山久美さんに教えてもらいました。

“コーヒーのグラニサード”のつくり方

しっかりと濃くいれたコーヒーでつくるのが、おいしく仕上げるポイント。レモンの皮の香りが風味づけになって、大人のデザートに。

材料材料 (2人分)

コーヒー200ml(通常の2倍の濃さにいれたもの)
グラニュー糖大さじ2と1/2
レモンの皮1片(あれば)

1火にかける

鍋にコーヒーとレモンの皮を入れて中火にかける。沸騰寸前で火を止め、グラニュー糖を入れて溶かす。

2冷やす

1 をバットやボウルなどに移し、冷凍庫で凍らせる。途中、半分ほど固まったくらいで取り出し、フォークで全体を細かく砕き、再度冷凍庫で凍らせる。

完成

教える人

丸山久美 料理研究家

丸山久美 料理研究家

ツアーコンダクターとして世界中を回った後、スペイン・マドリードで14年暮らす。2001年に帰国後は、スペインの家庭料理を中心に料理教室を主宰しながら雑誌やウェブでも活躍。著書も多数出版。

文:鹿野真砂美 写真:宗田育子

※この記事は四季dancyu「夏の台所。」に掲載したものです。

四季dancyu「夏の台所。」
四季dancyu「夏の台所。」
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833477925
2019年06月13日発売 / 1,100円(税込)
鹿野 真砂美

鹿野 真砂美 (ライター)

1969年東京下町生まれ。酒と食を中心に執筆するフリーライター。かつて「dancyu」本誌の編集部にも6年ほど在籍。現在は雑誌のほか、シェフや料理研究家のレシピ本の編集、執筆に携わる。料理は食べることと同じくらい、つくるのも好き。江戸前の海苔漁師だった祖父と料理上手な祖母、小料理屋を営んでいた両親のもと大きく育てられ、今は肉シェフと呼ばれるオットに肥育されながら、まだまだすくすく成長中。